2011年5月21日土曜日

差し押さえ不動産を「ヤフオク」に出品、収入増狙い取り組み/三浦市

 三浦市は、市税滞納で差し押さえた不動産を、インターネットのオークションサイトを使って公売する取り組みを始めた。現在、市税の滞納額は約9億6千万円。インターネット公売の導入で、購入者を全国から募って売却し、財政が厳しい市の収入増につなげる狙いがある。

 すでに同市は、オートバイや骨董(こっとう)品などの差し押さえ物品については、インターネット大手のヤフーが運営するネットオークション「官公庁オークション」を利用した公売を実施している。一方、不動産については、毎年1回、県や他市町村と共同で会場を借りて公売を実施してきたが、買い手がつかない物件が多数あったという。

 今回公売する物件も、売れなかったものの一つ。同市南下浦町松輪にある築年数不明の平屋住宅(土地面積約347平方メートル、建築面積約54平方メートル)で、最低価格を290万円に設定し、7日から14日まで入札を受け付ける。すでに複数の参加申し込みがあり、入札が見込まれる状況だという。

 市は「より高値で売却が望めるオークションによる不動産公売に期待している。今後も積極的に実施したい」と話している。

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引用元:アトランティカ rmt

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